アフリカンミュージックと絵本のライブ
1月26日に青森県観光物産館アスパムで「MUSUBI」というクラフトイベントがあり、音楽ステージでオレの参加するアフリカンバンド MUGEN SANKOLOのライブがあった。
このバンドは、民族音楽が好きなミュージシャンが集まって出来たバンドで、基本、メロディ楽器は無く、メンバー全員でリズム楽器(太鼓)と唄だけでアフリカンミュージックを奏でている。
オレも、手で叩く『ジェンベ』というアフリカン太鼓を演奏し、唄っている。
こうしてブログを書いていて思ったが、アフリカンミュージックの場合は、この「唄う」という字がしっくりくる。
この手のCDを聴くとわかるが、アフリカンは、上手く歌おうとか、感動させようとか、カッコつけようとか、ましてや、賞賛を得たいとかそういう我を一切感じさせない普段着の声で「唄う」のだ。
オレもロックボーカリストとしての我を一旦フラットにしてプリミティブな感情で唄うことを心掛けている。
ちなみにこのバンドは、今年で結成から10年目なのだが、今回のライブで初めて演奏にプラスして絵本の朗読も行った。
今回取り上げたのは、青森県出身の沢田としきさん作「アフリカの音」という絵本。
アフリカの日常と祭り、そこで奏でられる太鼓のおはなしだ。
ライブは、朗読するオレ以外のメンバーが絵本の内容とシンクロした演奏をするという手法で行ったのだが、小さなお子さんを含め、会場の色んな年代のみなさんがニコニコして聴いていたのが印象的だった。
終わってからも、また観たいとたくさんの方に声を掛けていただいた。
有り難い事だ。
アフリカでは昔、祭りや祝い事以外にも、例えば漁や畑仕事のときに、働く人々を応援する目的で太鼓を叩いたと言われている。
オレたちも、これからの活動で誰かを笑顔にしたり、応援することが出来たら幸せだな〜とそんなことを再確認したステージだった。
まだ一回しか演ってないが、「アフリカンミュージックと絵本のライブ」、良いかもしれない。