Ryu's Rock Life Blog

シンガーソングライター、ボーカリスト、ボイストレーナーとして活動するRyuのブログ

ロックスターの健康法

夏風邪をひいた。

8月が始まってから体調が段々悪くなり、これは風邪だなと気づいたものの仕事を休めず、市販薬でごまかしていた。
5日目になって、薬を飲んでも熱が38度後半から下がらず、夜間の救急外来に行くことに。そこで、3時間掛けて抗生剤や解熱剤の入った点滴を打ってもらい、その後2日を寝て過ごした。

夏風邪はつらいよねーと慰めてくれる友達もいたが、こう長く続いては、ロッカーとしては情けない限り。
「風邪なんて昔のこと過ぎて忘れちまったよ、小僧」とか言うようなタフなオヤジになりたいものだ。
ベッドの中でふと、「世のロックスターたちはどういう健康法をやっているんだろう」そう思った。
熱の下がらないアタマで検索して、一冊の本を見つけた。

『生きてるぜ!ロックスターの健康長寿力』

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これが届いたのは、風邪が治りかけの頃だった。
読み進むごとに、不思議と気分が良くなって、いつしか風邪は身体から抜けていった(笑)
この本がオレに元気をくれたのは間違いない。
表紙は、ミック・ジャガー
サーの称号を持つ偉大なロックシンガーだ。
ミックが身体に気をつけているのは、なんとなく知っていた。
60代で行ったローリングストーンズ・ワールドツアーのDVDで、割れた腹筋のミックを観ていた。
実際に、日本公演も観に行ったが、走り回り、ダンスしながら歌う彼は本当に年齢を感じさせない。
ミック・ジャガーというキャクターを生きていると言ってもいいだろう。

本によると彼の健康法は、多岐にわたる。
ランニングにバレエ、ヨガ、ピラティス
食事は、オーガニックに拘り、サプリメントやゴジジュース(これを飲んで250歳まで生きた中国人がいたという伝説があるという)を摂っているらしい。
彼は、今76歳。
そして、ストーンズのツアーはまだ続いている。風邪なんかひくヒマもないだろう。
うーん、このタフさを見習わなくては!とベッドの中で強く思ったのだった。


他のミュージシャンの健康法は次のようなものだった。

ポール・マッカートニーベジタリアン
スティング:オーガニックな食事、アシュタンガ・ヨガ
ジョン・ボン・ジョヴィ:ランニング、ヨガ、バランス&スタビリティエクササイズ
レニー・クラヴィッツアメリカ製チャンピオンジューサーというマシンで作ったジュース、ランニング、ジャンピングロープ
フィル・コリン:ヴィーガンムエタイ、ウイエトトレーニング、ジャンピングロープ、ジャンピングジャック
イギー・ポップ:マクロ・ビオティック、スイミング、太極拳
ジョー・ペリー:パレオ・ダイエット(旧石器時代食)、ウォーキング、ボディウエイト・エクササイズ


好きな食べ物が、ビーフシチューなので、いまさらベジタリアンにはなれないが、食事が大事だということはよくわかった。もちろん運動も。
どこに行くにも車を使っているので自ずと運動不足になりがちだ。
まずは歩こうと思った。
ヨガには毎週通っていて、その効果を実感している。

そして本の中で気になった運動があった。ジャンピンジャック。
ストーンズのジャンピンジャックフラッシュならコピーして歌ったことがあるけど、何だ??
なんかカッコイイ響きで、調べる前からやってみようと思った(笑)
動画で確認すると、ジャンプしながら両手を上で合わせると同時に足を広げる、そして手と足を閉じることの繰り返し。
早速やってみたが、なかなかいい運動になる。

レニー・クラビッツのジューサーは日本でも購入できるようだが、付属品を含めると10万くらいになりそうなのでパス。どうやら低速ジューサーの素晴らしいヤツらしいので、日本製の低速ジューサーを検討してみよう。
あと、気になったのはジョー・ペリー旧石器時代食。調べてみると、農耕や牧畜に頼った食品や加工品を食べず、魚介類、鳥類、小動物、昆虫、卵、野菜、キノコなどの菌類、根菜、ナッツ類などを中心とするらしい。なんだかこれは良さそうだ。参考にしてみよう。


今回、このロックスターたちの健康法を読んで、彼らの努力や摂生する姿勢にロックスピリットを感じた。
まだまだ彼らのかっこいい姿を見ていられそうだ。
オレもロックを愛するものとして彼らを参考にし、タフなオヤジを目指して行こう!
風邪はもう懲り懲りだ~